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カナダに戻り、すでに学校が始まりはや一週間が経った
自分にとっては驚くほど長く、正直辛い一週間だった
日本の自分がまだ抜けないまま学校が始まり、気持ちも頭もまだ中途半端なままスタートしてしまった気がする。
でもここ二日ぐらいで大分気持ちのほうは落ち着いてきて、勉強のほうにもなんとかペースを取り戻し始めてこれている
日本
この国、日本で自分は生まれ育ち、友達と笑い、家族に愛されてきた
自分も家族を愛し、友達を愛している
この前の帰国でその気持ちを素直に感じれて、愛をもらえて心から感謝の気持ちでいっぱい
そのおかげで、カナダに帰って来て初めの何日間かはぼ〜っとしてしまい、ホームシックにもかかった
やっぱり人は愛のあるところに居心地を感じ、帰りたくなる
でもその愛があるからこそ、家を出、外を観に行けることもある
帰る場所があるから行くところもある
今は日本という国を愛するが上に、もう少し距離を置き、自分を究極に見つめてみるのもいいかもしれない
いや、それが今自分のやる事であって、今しか出来ない、貴重な時間であることは間違いない
日本での愛に二つの言葉を貰った
「頑張ってきてね」
と
「頑張らなくてもいいんだからね」
背中を押してくれる人とブレーキがあることを教えてくれ、その大切さを教えてくれた人がいた
僕の背中を押してくれた人
僕の背中には迷いがあった
勉強、プライベートに仕事にと、
自分の理想的なカナダでの学生生活を送る
これが2007年の目標である
でも正直、2006年の末はそのこれから始まるカナダでの自分の生活に対し
自分をどこまで追い詰めていいのかという迷いと、はたしてこう負荷をかけ続けることが本当に自分にとっていいことなのかという戸惑い、自分に出来るのかという不安があって
まだ覚悟が出来ていなかった
でも
やってみなよって背中を押してくれる人がいた
あの一押しは自分にとってとても大きく、意味のあるものだった
自分のことを想い理解し、今の状況もよく理解している人から
GOサインが出たのは自分に凄い勇気をくれて、思い残すことなくチャレンジできる気分にさせてくれた
もう一つ
今年をやりきる上でとても大事な言葉を最後の夜に言ってくれた人がいた
「頑張らなくてもいいんだからね」
自分の真似は他人にも出来ても、自分の代わりは誰もいない
無理をする必要はない
自分のやりたい事をやればいい
失敗したって、なんだっていいんだよ
嬉しかった
自分の事を想い、愛し、温かく見守ってくれる人がいて、本当に嬉しかった
自分はこの二つの言葉をよく理解し、どちらも大切にかみ締めてこれからの生活を頑張っていく