私塾のすすめを読んで

私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書)

私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書)

学校が始まる前に読めて本当によかった。
前々から読みたかった私塾のすすめを、日本から送られてきて今日読むことができた。

まずはじめに、梅田望夫さん、斎藤孝さん、このような本を書いていただき、心から感謝しています。
今この時にこの本に出会えたことを感謝するとともに、今日得た刺激や想いを忘れることなく、これからの生活に活かしてゆきます。



  • 「ノー」と言われたくない日本人

今の自分を振り返るとまさにその日本人に当てはまり、最近の心境や行動はまさに「ノー」と告げられることを恐れた行動だった
まだ何もチャレンジしていないのに関わらず、一回ノーと言われたぐらいで大学編入を諦めるような自分に気付き、痛感した。

前回のエントリーに書いた

そしてようは、落ちるが怖い

今までの自分は、この言葉に現れるように、「ノー」と言われる恐怖におびえて、チャレンジすることを放棄していた。
量をこなす以前の問題だ


五十人にあたれ

そう、「ノー」といわれて当たり前なんだ。
やるんだったら、一番上のレベルからチャレンジしていけば、その分「ノー」と言われる回数も増える。
その分だけ、自らの経験値が上がる。


「ノー」が当たり前で、その人が発している信号を誰かが受け止めるほうが不思議
・・・
だいたいのことはうまくいかないという世界観
・・・
一個でも何かいいことがあったら大喜び。

今思えば、最近「ノー」と言われる回数が減ったと思う。
それだけ、チャレンジの回数が減っている

今の自分に必要なのは、むしろイエスよりノーなのかもしれない

ノーの数を増やせ
それによって、経験値を上げ、イエスのレベルをも上げる。




  • 「好きな仕事」でないとサバイバルできない

「好きなことを貫く」ということを、最近、確信犯的に言っている理由というのは、「好きなことを貫くと幸せになれる」というような牧歌的な話じゃなくて、そういう競争環境のなかで、自分の志向性というものに意識的にならないと、サバイバルできないのではないかという危機感があって、それを伝えたいと思うからです。

「好きなことを貫く」ということについてまだ自分でも、牧歌的な意識で理解していたものが、もっと危機感を持ち、さもなければサバイバルできないといった意識が必要なんだと気付くことが出来た。


  • 優先順位のつけかた

自分という人間ができることの有限性
・・・
ギリギリまでやった経験によって、自分にはそんなにたくさんのことはできないんだというような理解もしました。だから、何か新しいことをやろうと思ったら、何かをやめなければいけない
・・・
本当に対象のことが好きなのかどうか、とにかく相当勉強してみないと分からないんだよ
・・・
何を遮断するかを決めていかないと、何も成し遂げられない。

プラスとマイナス両サイドからみた今の心境

いったい何がしたいんだ

といった疑問に答えられない理由に、まだまだギリギリの経験と、一定を対象とした相当な勉強の経験が浅いといったことがある。
まだまだ押しが甘い。


その押しを成し遂げるために必要な、「何を切断する決意」も弱い
答がほしければそれだけの決意と行動をしなければならない。
今の自分には、その両方が欠けている。


  • 「組織に与えているもの」と「組織から与えられているもの」

二十代というのは未熟な時代なので、組織に属したら組織から得るもののほうがたいていは多い。
・・・
「自分が組織から与えられるもの」と「自分が組織に対して与えているもの」の天秤が傾いたときに辞める

仕事を探す上でもこういった意識はとても大事だと思う。
自らを成長させるため、また有限の時間をより効率よく投資するためにも、おさえておきたいポイント。






9月から新しい学期が始まる。
守りではなく、攻めでいく!!


有難うございます。