初雪

温かく優しいバンクーバーの肌に白く雪が積もった。

こんな日は 時が止まり ペンを握る事を忘れる


最近連絡を取っていなかった親と
電話で温かい時間を


体の隅からすみまで心配する親

松ぼっくりは見つかった?」



自然と体も温かくなり

温かく白い雪が積もり始める



少し疲れ 色落ちしていた路面も
親を想い白い肌に





今夜の路面の行く先は ペンを握る事を忘れ


母さんの温かい雪が
十分に積もるまで




松ぼっくりを探しに 静かな夜へ