小沢代表辞任に対する社説の反応の違い

朝日と読売で小沢代表辞任についての社説が書かれている。
詳しくはこちらを
朝日新聞社説 小沢代表辞意―「政権交代」は偽りだったのか
読売新聞社説 小沢代表辞意 それでも大連立を目指すべきだ(11月5日付・読売社説)

お互いの意見を学生の立場からどうargumentative points(論議)が書かれているかを考える
(以下は自分が学校で習ったargumentative essayの書き方を元にしています)

この二つを読むとお互いの意見の違い、認識の違い、またargumentative pointsのサポートの違いがみれて面白い。


自民民主の大連立政権に反対の立場で書いてあり、supporting detailsとして小沢氏自身の経歴や言動を攻めている。
Argumentative essayを書くときに、個人を攻めることはlogicalなサポートとはいえず説得性に欠ける。
感情的に読者を納得させようという動きが見えるけど、論理的なサポートが目立っていない。

安倍氏といい、小沢氏といい、与野党のトップが最悪の形で重職を投げ出してしまう。そんな指導者を生んでしまう政治の劣化は深刻である。


この最後の文章をみても、個人を攻めて締めくくっている。
個人的には、「深刻である。」といったネガティブな言葉で終わるより、「こういった深刻な状況だから・・・」と最後に朝日新聞からの今の政局にたいするアドバイスや自己の提案が聞きたかった。


  • 事例を出し明確な理由とアドバイスを提示する読売新聞

朝日新聞に変わり読売新聞は、大連立を目指すべきとの立場を明確に示しとてもわかりやすい。
理由付けも衆参ねじれ下からなる重要法案の審議の遅れや、国の存立と国民の生命、財産を守るための安全保障政策の重要性、民主党の政権戦略としての連立政権の重要性を説いていて、十分なサポートがある。
終わりに、ドイツでの連立政権の事例をあげ

衆参ねじれの下で2大政党が対立している状況を打開し、税財政、外交安全保障、社会保障制度などの重要課題を解決するには、やはり大連立が望ましい。

と明確な立場を表している。



この文章を見る限り、読売新聞のほうが理にかなった社説を解いている。

学生の立場から、argumentative articlesを読み解いてみました。生意気なこと言ってすいませんw



こうやって同じトピックを違う側面から見ることはとても勉強になる。
これからの政治の動きを、色んな立場から見ていきたいです。