「老人国家」を生きる

選挙が近いこともあって、日本を考えることも多く、そういった記事を読む機会も多い。
麻生総理の言う通り、この一ヶ月は日本についてもう一度良く考える月にしていこうと思う。


これからの日本を考える上で、とても深刻な問題がある。
少子高齢化社会」

この問題は、これから様々な分野に影響を及ぼし、日本のこれからの姿を変えるとても深刻な問題である。
ひとつの深刻な問題が、すでに今回の選挙に出てきている。


日本国民が高齢化する中、有権者の高齢者が占める割合が大きくなってきている。
その上、20代の政治への関心の低さや社会的地位の低さなどが追い風になって、話し合われる政策やメディアの関心も「福祉」、「年金」、「介護」や「安心」といった高齢者に向けた話題に重点が傾きがちになる。

政治家だって、ビジネスマンだ。
生き残るために、より大きな「マーケット」を求め市場を分析したら、こうなるに決まってる。


問題はシステム自体にある。
高齢化社会は事実であり、これからも続く。
選挙で代表を選ぶ民主主義自体はすばらしいことだと思う。
でも今、年齢別人口でみる高齢者の割合が増す中で、ただ多数決をとっても若者には不公平である。
政策も、これからの日本よりも、今生きる世代へ、もっと言えば残りの人生を老人が幸せに過ごせる社会を重視しがちになる。


そんな中、とりあえず子供をもっと生んでくれみたいなことを言われても問題は解決しない。



今ある選挙区は地理や人口をベースに決まっているけど、それと同じように世代別にも分けて選挙区を作り変えることが必要だと思う(昔、池田信夫さんが言ってたのを覚えています)


自分は、今まさに政治の中心で働いている50代60代の世代が、親切にもこういった改革をしてくれると思うほど楽観的ではない。


自らの世代がこれから声を出していかなければいけない。

だから今回の選挙、初めて投票しに行こうと思う。
正直支持する政党もないし、自民党民主党どちらも納得のいく政策があるとは思わない。
けれど、若者の一票がない限り、これからもお年寄り向けの政策がメディアを賑わす。

その社会を変えるために、投票する。

自分の1票だけでは変わらない、けれど投じないともっと変わらない。

皆で選挙、行きましょ。

参考

PS:もしバンクーバーお住まいの方で、じゃあ私もって人いましたら、気軽に連絡してください。
自分も初めてだからこっちでどうやって投票するのかとかよく分かんないし。
連絡待ってます♩