秋葉原通り魔から受けたショック

カナダ・バンクーバー時間で秋葉原通り魔を知ったのが昼間の12時過ぎ。
mixiのニュース欄からの一報だった。



秋葉原通り魔7人死亡10人けが
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=511745&media_id=2



その後のショックから立ち直るのに少し時間がかかり、落ち着きを取り戻すと、
TBSニュースで動画を観る。


mixiのニュースに対する一万を超える日記の中からいくつかをざっと読み、
はてなの反応が気になりハテブを見ると、現場に立ち会った人の日記やその場に居合わせた人が撮った動画や画像が溢れていた。

ニコニコ動画ではメイド姿をしたした女性が事件現場で中継をしていたり、現場に居合わせた者の主観的記録といった鮮明な記録があったりと、三十分もしない間に現場にいた人並、又はそれ以上の情報を得ることが出来た。

毎日新聞には容疑者の逮捕・連行を携帯で撮影する人だかりについての記事があり、赤外線でコピーし合う人の群れが出来ていたとか。



・・・・

事件の一報から一時間以上が経ち、ある程度の落ち着きを取り戻してきたので、
事件に対する気持ちと、事件に対する現代日本人の反応について記録したい。


まず、7名の犠牲者の方々には謹んでご冥福をお祈りします。

加害者が20代の派遣社員で、犯行動機が「世の中にいやになった」という事も大きなショック。



今の日本がどうなっているのか正直自分にはよく分からない。


あるいはどこら辺が理解できていないのかも自分でもよく分かっていない。

ニュースや他人の目を通じて知る社会とはまた違った現実があることは承知している。
でもその「差」がどれほど開いているのかが、この事件を通じてまた分からなくなり、また差が広がった気がした。



次に、この事件に対する現代社会の反応もとても興味深く、ショッキングだった。
先ほども言ったように、ウェブでは数多くの目撃者による動画や写真や、詳細が細かく書かれた記事が溢れ、一人ひとりがメディアとして活動し、また海外にいながらにしてもこれだけの情報が瞬時に手に入ることに対してもショックを覚えた。


一人ひとりが瞬時に写真や動画を記録できる携帯等をもち、それを一瞬にして世の中にシェアし、

携帯電話を差し出し、「コピー」を求める人だかり

が出来る環境は世界でも日本だけなのではないかとこの事件を通じて思った。
カナダやアメリカにもそういった携帯を持とうとすれば手に入るけど、これほど普及はまだしていない。


また、情報を発信する社会の機能と、情報を受け取る人の手段も本当に変わったんだなと改めて確信した。

本当に一人ひとりがメディアとして活動する社会が出来上がった。

この社会の変化によって、どういったことが変わっていくのか興味深い。




亡くなった方のご冥福と負傷された方のご快復を心よりお祈り申し上げます。