ダライラマ法王から学ぶ弱いメッセージの意味

たった今ダライラマ法王記者会見を聴いた。

同時和訳で聴きにくいところがあるかもしれないけど、是非ともまだダライラマの生の声を聴いた事がない人は聴いて欲しい。

ダライラマ法王記者会見の解説とリンクは
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内容は上のリンクとビデオを見ていただくこととして、自分としての感想を書きたい。
ダライラマのスピーチには芯があり主張がはっきりしている。
質問に答える姿も戸惑いがなく、一個人として心から意見を述べている事が見える。


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あたり前で難しいことなのだが、「シンプルでブレないメッセージ」を発することの重要性について、改めて考えさせられる。


彼の笑顔とシンプルでフォーカスのある内容が多くの人の賛同を得るんだと思う。
このスピーチを聴いて今世界中で彼の講演が流れている意味が分かった。


そして非暴力からなる弱いメッセージを徹底する事によって世界の人に確実にメッセージを伝えることを可能にしている。
強く刺激的なメッセージよりも、弱いメッセージのほうが反感も少なく、幅広い人に共感を与える事が出来る。

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非政治的なメッセージが政治を動かし、非営利的なメッセージが経済を動かすのが現代という時代だ。そういう時代に、現実的なのは、強いメッセージではなく弱いメッセージを発することである。


彼は一個人が持つFreedom Of Speechを尊重し、彼を否定する世論でさえ歓迎している。
こういった指導者を目の当たりにし、今ここで一個人として世界に自分の主張を唱えることが出来る社会に感謝すると共に、この権利を大いにこれからも楽しんでいきたい。


一個人としてこれからもメッセージを発し、そのメッセージ一つ一つに責任と想いを持つことを改めて強く感じた。