Another Culture Shock

カナダに来た当初は当然のごとく、いわゆるカルチャーショックを受けた。
今日はもう一つのカルチャーショックについて書きたい。

バンクーバーに来たことある人は御存知の通り、この地はアジア人が多い。特に中国人の占める割合はバンクーバー全人口の半分ぐらいになると思う。
ある意味、こっちに来てカナダ人から受けたカルチャーショックよりも中国人と接する際に受けたインパクトの方が大きいかもしれない。


彼らは、一人一人色んな理由を抱えてこの地にたどり着いた。
自分と同じように自らの意思で留学を決めた学生もいれば、親につれられてきたり、小さい時に移民したり、交換留学で短期間集中で勉強しに来たりと、様々。


昨日、一つのクラスである事件が起きた。
Operating Systems Iというクラスは、Computing Science Majorの学生が必ず通らなくてはならないクラスの一つで、SFU Undergradの中でも難関度がかなり高いで評判のクラスの一つ。

前にも書いた通り、そのクラスにはSFU-ZU Dual Degree Programで中国本土から来たZhejiang University studentsが多くいる。

このプログラムは、SFUとZhejiang UniversityのComputing Science Studentsの中でもトップクラスの生徒だけが取れる特別プログラムで、彼らの学力には、正直圧倒される。

そんな超エリート中国人留学生の24人が、Academic Offense (plagiarism)で処分された
一クラスで24人も一斉にCheatingで捕まるなんて初めてで、このプログラムの存続さえ危ぶむぐらいのインパクトがある。

自分はここで、彼らの批判をしたい訳ではなく、ただ単に、文化の違いに、育った環境の違いに圧倒される。
自分の知る限り、彼らの学力は相当高く、英語圏には見えない中国人のネットワークも凄い。

多くの中国人がAnswer Keyを共有し、Text Bookだってコピーバージョンを10分の一近くの値段で入手する。

クラスではただ黙々とノートを取り、ディスカッションに参加することは滅多にない。

"It's a Chinese way"
と一人の中国人学生が、今回の事件についてのディスカッションで言った



誤解を招きたくはない。
自分は彼らの批判をしたい訳でない。
個人的に話をすると、皆いい人で、話せばすぐに彼らの頭の良さが分かる。



ただ、彼とは物事に対する考え方が大きく違い、必要とされるスキルも違う。

違う人種である
同じように接し、同じよな反応が返ってくると期待することは出来ない


人間、皆一緒の訳がなく、考え方や文化が違う人なんてなんら不思議じゃない
彼らの今回の行動を批判したいんじゃない
違いを記録したい

学校がこれからどのように処分するかは分からないけど、個人的にもインパクトのある出来事だった