なぜ世界は不況に陥ったのか

なぜ世界は不況に陥ったのか

なぜ世界は不況に陥ったのか

今回の金融危機、そして世界同時不況が起きる背景を長いスパンから検証し、今世界経済が歴史的においてどんな位置にいるのを説く経済書
初めての経済書だったけど、いきなりテクニカルな詳細からは入らずこれまでの世界経済と日本の歩みを1980年代から現在まで分かりやすく説明してくれて、何回も聞いたけど未だに良く理解してなかった「失われた10年」やバブル経済についても触れていて、過去から歩む今現在の状況も把握できる内容になっている。
もちろん、今回の金融危機についても詳細に書かれていて、自分みたいな金融素人には正直理解に苦しむほどの内容がまとめられている。



でも、よくぞ一冊にまとめたなと驚かされるぐらい濃い内容
とても一回読んだぐらいでは、物足りない


今回の金融危機はBefore and Afterで世界が大きく変わるほどの影響がある。
当事者ではないにしても、今を生きる者、これからを生きる者として確かな理解が必要
これからも今回の金融危機に関する本は読んでいく


後、この本を読みさらに強く意識するこれから先10年の日本地図として
「新たな長期不況の予感」がある
詳しい内容は本を読んでもらうとして、自分はこれからこの前提の下でどのような進路を進んでいくかを考えてゆく必要がある



余談
前回の日記で書いた、今回の選挙で初投票しますと宣言しましたが、あっけなくその夢は破れました。
この前領事館に行ってきたけど、住民票が日本にあるやら、申請まで2ヶ月かかるだの言われて投票できませんでした。
残念です。
でも、つい最近までは指示する党なんてないんで無投票するなんて意気込んでたけど、この気持ちが変わったことだけでもよかったなと思う。
投票はまたの機会に持ち越しだけど、これからも政治には大きな関心を持って追っていこうと思います。