Only The Paranoid Survive

Only the Paranoid Survive: How to Exploit the Crisis Points That Challenge Every Company

Only the Paranoid Survive: How to Exploit the Crisis Points That Challenge Every Company

ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!にも紹介されていた本、Only The Paranoid Surviveを読み終えました。

題名を日本語読みすると「病的なまでの心配性だけが生き残る」
この言葉にある通り、恐ろしいまでの力と確信からなる彼の言葉が、この本の全てを物語っている。
アンディ・グローブは、大変化の真っ只中にいたIT革命の時代、インテルをマイクロプロセッサという「コンピューターの心臓部」で世界一の企業にした男です。



そこでの、日本企業との戦いや、激しく動く時代の中、彼がどのように決断し、彼の厳しい経営戦略の下、インテルがどのように世界を制する会社になったのかが描かれています。


ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!から

組織全体の神経を研ぎ澄ませて「変化の予兆」を感得できるものだけが生き残る

「病的なまでの心配性」とは、不安に駆られてネガティブな考えを膨らませていく事ではありません。物事には必ず、原因があり、結果がある。注意深く事の流れを見つめ、見識を深めるべく努力を続けることで、変化の予兆を感得する事が出来る。また、つねに、こういうことがおきたらこうすべきだという対応策を絞っておけば、速やかに事に応じていくことができる。そういうことができる者だけがサバイバルしていける、という意味です。そのことを私に教えてくれたのが、アンディ・グローブでした。

Only the Paranoid Survive: Book Prefaceは必読です。
背筋が凍るような彼の姿勢を感じることが出来ます。



Sooner or later, something fundamental in your business world will change.
- Andrew S. Grove